脳性麻痺かと思いきや・・・
昨年8月に事故で脳内出血を起こし、左手(特に親指)が動かないという女性。
前腕の感覚が薄いので、表皮テープを貼ってみるものの「電気が来た」みたいな感じが起こらないので、これは首かと思って検査してみると、頚椎6番7番に神経圧迫があった。
ジェルフィッシュテープを貼ると前腕の感覚が右と等しくなる。
ただ、まだ親指が動きにくい。
次に頚部前面を調べると、かなり張っている。胸郭出口症候群の傾向。
結構頑固な張りだった(^_^;)
腰もかなり悪かったので、不自然な寝方をしているのも関係あるかも。
まだ、親指は動きにくいが、前腕の感覚も戻ったし徐々に動いていくと思われる。
今回は表皮テープを貼ったので、他のテーピングはしない方が良いと判断した。
次回からは筋肉テープや筋膜テープも試していこう。
左手に力が入らない・・・
昨日来られた40代の男性。
激務でお疲れ、頭痛とかもひどいのだが、検査していると「左手に力が入らない」と言われる。
左頚部前面を触ると鎖骨上部がガチガチ、前斜角筋が異様に固い・・・
早速アクティベーターで前斜角の起始部を打つ。
跳びあがるほど痛い(^_^;)が、直ぐに左手に力が入るようになる。
荒業で申し訳ないけど、これが一番即効性があるんですわ・・・
講習会にて
昨日の講習会に、8月末に初めて来院された時はほとんど歩けない・座ってもいられなかったKさんが参加。
皆さん床に直に座っていただいていたが、講習中にKさんが「私、以前ならこんな格好で座っていられませんでしたね」と一言。自分が「そうや、しんどかったら椅子に座っても良いよ、というの忘れてたわ」と言うと、「しんどくなったらそういうつもりでしたが、大丈夫です」と応えられた。
そして、少しKさんの体験談を皆さんにしてもらった。
本当に動けなかった時は自殺まで考えられていた方の言葉なので、他の方も真摯に聞いておられた。
「ヘルニアで最初は痺れで痛いぐらいでなんとかなっていたが、突然動けなかった」
「筋肉注射や鍼治療は一時元気にしてくれるが、それは問題を先送りにしているだけで、結局その場で元気になったツケは後で来る」
等々・・・
今日来られた腰痛のひどかった女性も筋肉注射や鍼について同様の事を言っておられた。やはり、腰椎や仙椎の神経圧迫を除去していくのが王道だと感じている。
昨日の講習会には滋賀経ボート部から2名参加してくれていた。
ボート部にも神経圧迫やヘルニアの選手が結構いる。
実践編で神経圧迫の貼り方を習得してくれ、是非とも部員に貼ってあげて、怪我人の軽減及びパフォーマンスアップを図ってほしい。
30代の男性、坐骨神経痛
中学1年の女の子、足趾が上手く動かない←神経圧迫
常連さんの長女が足趾の動きが悪いという事で連れて来てもらった。
左右共に母趾の動きが悪いし、小趾も同様。
調べてみると腰椎5番に仙椎1番に神経圧迫があった。
ジェルフィッシュテープを貼り、足の横アーチも足らなかったのでテーピングで矯正すると、足趾が床に密着した感じを掴めるようになった。
バドミントンをしている子なので、この感触がなければ上達は難しいだろう。
そして、元々前屈が苦手な子だったが、ジェルフィッシュテープを貼ったら、いつもより出来るとの事。それでも、下腿部の半分からやや下ぐらいなので、5分ほど下半身の皮膚・筋膜の調整をすると指の第2関節ぐらいまで楽勝で着くようになった。
多分、次の日は学校で自慢していたんだろうな(笑)